【浜松市】相続手続きで登記が必要な方は相談を！名義変更は代行がおすすめ

相続財産の名義変更

亡くなった家族の財産を協議の末に分割できた後には、それぞれの財産の名義変更手続きが待っています。遺産分割協議だけですでに疲弊してしまい、さらに名義変更となると、なんだか気が遠く感じてしまうという方もいるかもしれません。それだけ相続手続きとしてやるべきことは、非常に多くあるということです。

こちらでは、まず各種財産をいくつかピックアップした上で、どのように相続手続きを済ませればよいのかを整理していきます。

それぞれの財産の名義変更はどうするか

戸建てや土地などの不動産の場合は、すでに登記されているかいないかで名義変更の手続きが変わってきます。登記されている不動産に関しては、法務局に申請することで名義を変えることができますが、その際には遺産分割協議書、被相続人の出生～死亡の戸籍、相続人全員の戸籍謄本などが必要となります。

また、登記されていない不動産を相続手続きにおいて扱う場合もあります。その際には、市役所の税金関係の窓口に相談し、固定資産税の所有者変更を申請することが必要となります。

預貯金の相続手続きを行う際にも、同じく遺産分割協議書や遺言書の写し、被相続人の出生～死亡の戸籍謄本、相続人全員の戸籍謄本などの書類が必要となります。

金融機関によって異なる場合も多いため、詳細は各窓口に問い合わせることをおすすめいたします。当事務所では、金融機関の手続きの代行も承っておりますので、その際はご相談ください。

さらに借地権についても、地主に連絡を入れた上で名義変更の手続きを取る必要があります。自動車の場合には、陸運支局に問い合わせて名義変更を行ったり、株式の名義変更については、証券株式会社に相談したりする必要があります。

このように相続関係の名義変更手続きには、非常に多くの作業が必要となります。それに伴って、関係各所への申請・連絡も不可欠となります。

いざ名義変更をするとなった際に困らないためには、それぞれの遺産を受け継いだときの手続きはどうなるのか、前もって整理しておくことが重要です。また、必要に応じて司法書士などの専門家に相談し、手続きの代行を頼むのもおすすめです。

名義変更は自分でできるもの？

各名義変更の手続きについては、手間と時間がかかることがネックではありますが、それぞれの手続きを専門家に相談・依頼すると、それはそれで費用が高くついてしまいます。

浜松市には、相続関係の名義変更手続きについて相談できる専門家が数多くいます。しかし、できることなら自分である程度相続手続きを済ませて費用を節約したいと考えている方は多いでしょう。

そんなときチェックしておきたいのは、名義変更は自分でも済ませることができるのかという点です。その点についてご紹介いたします。

簡単ではないが自分で済ませることは可能

結論から言うと、自分自身で名義変更を済ませることは可能です。相続登記の手続きをする際には正しい知識が必要となりますが、時間をかけて勉強しつつ進めていけば、手続きを行うこと自体は可能です。

また、難易度や作業の複雑さはケースバイケースです。代襲相続があるなどのように、通常通りの相続にならなかったとき、戸籍謄本を取り寄せる場面で作業が複雑化しやすくなります。

自分でもできるが、基本的に代行がおすすめ

相続登記を司法書士に依頼すべきか悩んでいるのであれば、基本的には依頼したほうがよいと言えるでしょう。なぜなら、上でも触れてきたように、相続登記の手続きは複雑なものも多く、それに伴って知識も必要となるからです。

一般の人が仕事をする傍らで、各種相続手続きを進めていくのは予想以上に大変です。まったくできないわけではありませんが、まず、登記のためには相談や申請時に、平日に法務局に足を運ぶ必要があります。場合によっては、必要書類を取り寄せるために浜松市外の役所まで行かなければならないこともあります。もちろん、これも基本的には平日行うこととなります。

これに加えて、相続登記を進めるための勉強と調べもの、戸籍の解読などの作業が加わってくると、はっきり言って抱えきれないのが実情です。その結果、手続きを誤ってトラブルになるようなことがあっては元も子もないでしょう。

このようなリスクとデメリットを鑑みると、やはり、相続手続き・相談は登記も含めて、司法書士に相談したほうが安心できるのは確かです。

浜松市のくわはら司法書士事務所では、相続手続きに関する相談を初回無料で受け付けております。相続登記に関してお困りの際には、ぜひお問い合わせください。

デメリット

相続は時間も手間もかかる大変なものです。ようやく長かった遺産分割協議が終わったとなれば、「やっかいな手続きになりそうな相続登記はしばらく後でいいか」と思ってしまうことも実際にはあるでしょう。しかし、こういった考え方は危険です。

相続登記をすぐに終わらせるべき理由とは

基本的に、相続登記は早いうちに終わらせるべきです。

現実には、相続登記をしないでそのままにしている方も意外と少なくありません。理由は面倒だから、忘れていたなど様々ですが、放置しておくと、将来において相続人が膨大な数となり、簡単には手続きを行うことができない可能性もあるため、お勧めできません。後手に回れば回るほど、手続きは複雑なものになっていくおそれがあります。

別の法定相続人が勝手に、異なるかたちでの登記を済ませてしまう可能性もあります。また、相続登記をしなければ、土地や家などは売ったりすることもできないため、後々困るのは明らかです。

このようにトラブルのもとになることが考えられるため、浜松市で土地や戸建てなどを相続で受け継いだときには、相続手続きの一つとして登記をしっかりと早めに済ませておきましょう。

相続登記は今後義務化されるため要注意

2021年現在、相続登記の手続きが実施されないまま放置されてしまうのは、やはり明確な期限やルールがないから、という要因が関係していると考えられます。

しかし、今後は要注意です。実は2024年頃に、相続登記は義務化される予定となっています。放置されやすい相続登記手続きを整備するために、国が行う対策の一つです。

この決まりでは、相続から3年以内に相続登記が必要になってきます。そして法律施行後に手続きをしないままにしておくと、過料の対象となる可能性があるため、こういった観点から見ても、基本的には相続登記は早めに済ませるようにしたほうがいいでしょう。

必要な書類

最後に、相続登記に必要となる書類を見ていきます。相続登記の手続きを進める際には、事前の準備として必要な書類にも目を向けておきましょう。提出が必要となるものは以下のとおりです。

• 被相続人の出生～死亡の戸籍謄本
• 住民票除票または戸籍の附票
• 遺産分割協議書
• 法定相続人の戸籍謄本（全員分）
• 法定相続人の印鑑証明書
• 相続財産を受け継ぐ相続人の住民票写し
• 相続不動産の固定資産税評価証明書
• 相続不動産の登記事項証明書

ざっと見ただけでも、実に多くの書類が必要になることがわかります。これらをすべてそろえて法務局に相談したり、申請したりするのを、自分たちの力のみで行うのは非常に困難を極めるでしょう。途中でわからなくなってしまうこともしばしばあります。

浜松市のくわはら司法書士事務所では、相続登記について専門家に依頼すべきかどうかという点も含めて、初回無料でご相談いただけます。もちろん、相続手続きにおける各種不明点の質問も受け付けております。

ご依頼の際には、丁寧かつわかりやすい説明を心がけた上で、徹底的にサポートさせていただきますので、浜松市で相続登記にお困りの際にはぜひご連絡ください。