【浜松市】相続相談は司法書士へ！相続人調査の手順や相続される財産について

相続人調査の手順

相続の手続きを進めていく際には、まず誰が相続人となるのか慎重に調査することが重要です。亡くなった家族の持つ財産を受け継ぐ権利が誰にあるのか、漏れなく相続人を調べ上げることが最初に必要です。その進め方を見ていきましょう。

亡くなった方の出生～亡くなるまでの戸籍謄本を取得しましょう

相続手続きを進めるにあたって、亡くなった方のことを被相続人と言います。この被相続人の財産を受け継ぐのは誰なのか調べるためには、戸籍謄本が必要になります。

ここで調べることになるのは、主な受け継ぐ相手である子どもの存在です。基本的に遺言書が作成されていないときにおいては、被相続人の出生から亡くなるまでの戸籍を揃えておく必要があり、たとえ全ての子どもの存在を親族一同が把握していたとしても取得は不可欠となります。

そもそも、離婚と再婚を繰り返している場合や隠し子がいるかもしれない場合などは、戸籍を見ない限り全ての子どもの存在を一同が把握することはできません。場合によっては、周りの親族が知らないうちに養子縁組をしているケースもありえるでしょう。

これらを全て漏れなくチェックするためには、相続人調査において全ての戸籍が必要となるのです。もちろん、この流れで相続人を調べていけば、子どもだけでなく親、祖父母などの第二順位の相続人も把握することができます（※子は第一順位の相続人）。戸籍謄本を取得する際には、被相続人の本籍地の役所窓口で手続きを行いましょう。

被相続人に子ども・親・祖父母がいないときは…

亡くなった家族の相続を受け継ぐ第一順位相続人、そして第二順位相続人がいないとき、相続人はどう調べればよいのでしょうか。基本的に調べ方は、上のケースと同じで、今度は第三順位にあたる兄弟・姉妹の存在を確認していきます。

しかし、このときは本人の戸籍謄本ではなく両親の戸籍を調べるのが特徴です。父親、母親ともに出生～死亡の戸籍を取り寄せ、異母兄弟の有無も含めて相続人を探していきます。

代襲相続人を確認する作業も

相続人調査は、亡くなったその人の親族の多さや婚姻歴などによって、非常に作業が煩雑なものになりえます。例えば、子などの法定相続人の中にすでに亡くなっている方がいた場合においては、その方の本来の取り分は、さらにその子どもに代襲相続というかたちで代わりに受け継がれていきます。

そのため法定相続人がすでに亡くなっている場合については、今度は代襲相続人を見つけ出すために、その法定相続人の戸籍を取り寄せて調べる必要があるというわけです。

もちろん、全てのパターンにおいてこれほどの作業が必要になるわけではありませんが、親族の多い家族の相続手続きについては、このように相続人調査から困難を極める場合が出てきます。

調べ方がよく分からない、逐一確認する時間がない…といったときには、浜松市で司法書士などの専門家を見つけて、早めに相談することをおすすめします。

相続される財産とは

浜松市で司法書士などの専門家に相続相談に行く際には、そもそも相続の対象となる財産の種類を知っておくことが大切です。一口に財産と言っても様々なものがあるため、どれが相続に含まれてどれが含まれないのか、ぜひ前もって明らかにしておきましょう。

プラスだけでなくマイナスの財産も相続の対象になる

相続において注意したいのは、プラスの財産だけでなくマイナスの財産も含まれるという点です。マイナスの財産とはつまり、借金や未納金などの負の遺産にあたります。

財産相続というと、亡くなった家族が所有していた家や土地、現金などを受け継ぐイメージが強いですが、実は相続に含まれるのはこれらのようなプラスのものだけではないのです。

借金を受け継いだ場合、その相続人が被相続人に代わって借金を返済していく必要が生じます。

ちなみに、多額の借金があるというケースのように、マイナスの財産が大きいときは、相続をあえてしない手続き「相続放棄」を選択する場合もありますが、相続放棄は全ての財産が対象となり、「マイナスの財産は放棄してプラスの財産は受け継ぐ」といったことはできないため注意が必要です。

相続財産としてよくあるものの種類

よくある相続財産として、以下のようなものが挙げられます。相続相談をするなら、以下のものは前もって把握しておきましょう。

土地	戸建て	マンション	店	借地権	現金	預貯金
有価証券 株式など	会員権	著作権	骨董品	美術品	宝石	車

ちなみに、これらは全てプラスの財産です。上でも解説したように、この他にもマイナスの財産として、借金、未納の税金や医療費なども含まれることを覚えておきましょう。

相続はどこへ相談・依頼したらいいの？

一般の方で相続の手続きに詳しい方はそこまで多くないでしょう。実際に、相続は法律も大きくかかわってくるため煩雑な手続きが多く、知識も必要となります。

相続財産が多い・相続人が分からない・相続人と連絡が取れない・そもそも何をどう始めればよいのか分からない…などというように、困った際には、相続のスペシャリストに相続相談することが望ましいと言えるでしょう。

そこで気になるのは、どのようなところに相続相談に行けばよいのかという点です。まずは相続相談の候補となる相談先をピックアップしてみましょう。

相談・依頼すべき相手、場所とは？

相続相談をすべき相手としては、以下のような職業の人、場所が挙げられます。

弁護士	司法書士	行政書士	税理士
銀行	役所	法務局	税務署

弁護士は、相続人の間で取得する財産の取り合いになるようなトラブルが生じたときに、相談すべき相手です。特に相続相談に特化している弁護士を見つければ、相談はしやすくなるでしょう。

司法書士は、弁護士のように、相続人同士のトラブルを直接的に解決することはできませんが、遺産分割調停、相続放棄などの際に、裁判所へ提出する書類を作成することができます。また、特に不動産登記手続きのスペシャリストになります。相続問題と併せて、財産の名義変更について相談したいときには最適と言えるでしょう。

行政書士は、官庁舎に対する書類を作成することができます。相続手続きにおいては、例えば、車の名義変更手続きなどを行うことができます。

また、税理士は税金の専門家のため、相続税について相談したいときには最適と言えます。この他には、相続にまつわる名義変更や書類の提出、確認などの手続きについて相談する際には、銀行、役所、法務局、税務署も選択肢として挙がってくるでしょう。

どこに相談すればよいのかお困りの場合でも安心

浜松市のくわはら司法書士事務所では、相続相談でどこへ相談すればよいのかお困りの方でもお気軽にご相談いただけます。上でも触れてきたように、相続では想定していたよりも、数多くの手続きを行わなければならない場合も珍しくなく、特に財産が多い場合は、相当な時間と手間を要することがあります。

「相談するべきところが分からない」という場合でも、お気軽にご相談いただけるよう、相続に関する総合的なサポートを実施しておりますので、お悩みの際にはくわはら司法書士事務所へお気軽にお問い合わせください。

相談受付中

相続に関して相談するとき、初回のハードルが低く、問い合わせしやすい相談先は選びやすいものだと思います。

浜松市のくわはら司法書士事務所では、初回に限り、無料相続相談を承っております。もちろん、無料だからといって短い時間での相談ではなく、30分～1時間程度時間をかけて、ゆっくりご相談いただけるようになっています。

最初は分からないことだらけという方も多いでしょうから、初回こそ余裕を持って相談時間を取ることが重要と考えています。

前もってお問い合わせいただければ、土曜日や日曜日、祝日、お仕事を終えられた後の夜間などの時間帯でも、相談対応することは可能です。些細な疑問でも問題ございませんので、困っている点については、ぜひお気軽にご相談ください。