令和4年度司法書士筆記試験終了

司法書士

 先日の日曜日7月3日に司法書士試験が実施されました。

 厳密には、第1次試験に位置づけられる筆記試験であり、筆記試験にパスすると、次は、10月の面談による口述試験となります。但し、司法書士試験は、7月の筆記試験で合否がほとんど決まると言われており、10月の口述試験で不合格になる人はほとんどいないのが実情です。

 2013年に開設した別ブログにて、これまで司法書士試験の勉強法につき、私なりの取り組み方を投稿してきました。そのブログ内でも述べていますが、司法書士試験は、いわば人生をかけて受験する側面もあり、合格率は非常に低い(私の頃は3%弱、現在は5%弱程度)ものとなっています。中には数年かけて合格に至る方もいれば、数年頑張ったけれども、合格に至らず、受験から撤退した方もいます。

 このような試験に対しては、正しい情報を参考にして挑むべきですが、残念ながら、インターネット上には、商業的なブログも多く、「本当に試験を受験したことがあるのだろうか」と首を傾げたくなる内容のものも散見され、当時、少しでも本当の情報を伝えたいと思い開設したのがそのブログです。

 10年近く前のブログでありながら、未だに、一定数のアクセスがあり、受験の参考にして頂けているようで、とても嬉しく感じていますが、これまで何人かの方から、そのブログを見て合格できたとお礼の言葉を頂いたこともあり、閉鎖せずに継続してきたよかったと思っています。

 受験時からそろそろ10年近く経つこともあって、最近は、なかなか試験関連の投稿をすることもないのですが、やはり、この季節になると、当時のことを思い出したりします。

 週末、ここ数年の司法書士試験の過去問に目を通してみました。ご存じない方のために説明すると、司法書士試験は、午前択一問題35問、午後択一問題35問及び記述式問題2問で構成されています。午前2時間、午後3時間となっており、午後はその3時間内で択一と記述問題を解く必要があり、試験をより高難度のものとしています。

 最近の司法書士試験、特に記述問題については、より実務に即した内容になっているような印象を持ちました。また、あらためて別ブログに投稿予定ですが、いわゆる補助者(司法書士事務所で働いている人)として合格を目指している方に、少し有利な傾向になってきている気がします。

 といっても、私のように、受験当時未経験の者であっても、十分に合格できる試験であることには変わりなく、あくまでもその有利さは記述試験分野だけのものであり、択一問題分野では補助者であっても有利なことはありません。また、記述試験分野のアドヴァンテージも絶対的なものとまでは言えませんので、未経験であっても、十分にチャレンジし、合格を目指すことができる試験です。

  月日が経つのは早いものだなと、この季節はいつも実感します。